5月13日のMicrosoftによる仕様変更の影響でしょうか、このところお客様よりパソコンがWindows10にアップデートされてしまったという連絡をいただいています。
優先的に起動するブラウザがEDGEになるという部分が影響する位であれば、Internet Explorerを既定のブラウザに設定するだけで済むのですが、中にはインストールされたソフトが対応しないケースもあり、その場合はどうしても旧OSへの回復が必要になりますね。
そこで、意図しないWindows10へのアップグレードを回避する方法をご案内させていただきます。(実施に関しては、くれぐれも自己責任でお願いいたします。)
流れとしては、
①トラブルシューティングツールの実行。
②「Windows10を入手する」の通知アイコンを非表示にする。
③Windows Update経由のWindows10へのアップグレードをブロックする。
④パソコンを再起動する。
となります。
①トラブルシューティングツールを実行する。
・http://aka.ms/diag_70952にアクセスします。
・「ファイルを開く」をクリックします。
・「次へ」をクリックします。
・「Update Later」をクリックします。
・完了の表示が出たら「閉じる」をクリックします。
②「Windows10を入手する」の通知アイコンを非表示にする。
・管理者権限でコマンドプロンプトを実行します。
◆Windows7の場合、「スタートボタンをクリック」、「プログラムとファイルの検索」にcmdと入力し、検索結果の「cmd.exe」を右クリックして「管理者として実行」をクリックします。
◆Windows8.1の場合、左下のスタートボタンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」をクリックします。
・以下のコマンドを入力して、Enterをクリックします。
reg add HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\GWX /v DisableGwx /t REG_DWORD /d 1 /f
・正しく操作が完了した場合は、「この操作を正しく終了しました。」と表示されます。
③Windows Update経由のアップグレードをブロックする。
・同じく管理者権限でコマンドプロンプトを実行し、以下のコマンドを入力します。
reg add HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate /v DisableOSUpgrade /t REG_DWORD /d 1 /f
・こちらも同じく正しく操作が完了した場合は、「この操作を正しく終了しました。」と表示されます。
④これでパソコンを再起動すれば完了です。
ご不明な点はお問い合わせください。