最近のWindows Updateが原因で、一部メーカーの複合機・プリンターでPCから印刷しようとするとブルースクリーンエラー(BSoD)が発生するという状況が発生しています。
当社でも複数のお客様からご連絡をいただき、対応を行っております。

原因となっている更新プログラムはKB5000802(Windows10 20H2/2004用)あるいはKB5000808(同じく1909用)で、現時点ではまだ修正プログラムが配信されてはいないようです。
したがって、当面の対処方法は当該更新プログラムをアンインストールした上で、一定期間Windows Updateを停止するということになります。
◆更新プログラムのアンインストール方法
まずスタートボタン(Windowsボタン)から設定を開きます。電源の上の歯車アイコンですね。

その中の”更新とセキュリティ”をクリックします。

続けて”更新の履歴を表示する”をクリックします。

履歴の中からWindows10のバージョンに応じ、対象となる更新プログラムがインストールされていることを確認できます。
続けて”更新プログラムをアンインストールする”をクリックします。

削除する更新プログラムを選択後、右クリックし”アンインストール”をクリックします。すると更新プログラムのアンインストールが始まり、終わると再起動を求めてきますので再起動します。
端末によってアンインストールに要する時間が結構異なりますが、アンインストールが終了するまでは決して何もしないでください。
再起動後、テスト印刷を行ってみてください。ブルースクリーンエラーはこれで発生しないはずです。
ただし、同じ更新プログラムが再度配信されてしまうと元の状態に戻ってしまいますので、一定期間、Windows Updateを停止します。
◆Windows Updateの停止方法

先程と同じく、設定から”更新とセキュリティ”をクリックします。

”詳細オプション”をクリックします。

続けて”更新の一時停止”から”日付の選択”をクリックし、任意の日付を選択します。最大で35日間更新を停止することができます。
当然ですが、あまり長期間の停止はお勧めしません。また修正プログラムが配信された時点で一時停止を解除するのをお忘れなく。
Microsoftはコマンドプロンプトを利用して問題を回避する方法も公表しているようですが、これは慣れていない方には難しいかもしれませんね。
この件に関しては、修正プログラムの配布など進展があった場合には続報記事を書かせていただきます。
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